ペースメーカー装着者(障害者)の実生活(03年8月16日作成) 
を知らない人が多いので伝えたい!
(難しい問題ですが避けて通れない)05年7月23日・05年8月12日一部文面追加と訂正


家族(父)の障害は…ペースメーカーをつけていて、
半年に一度の点検と数年に1度の電池取替え手術が必要です。
(大体4年に1回の電池交換・8年に1回新型ペースメーカーへの交換)
電池交換の頻度は、新型になり、長寿命になっていますので、
(4年に1回の目安は6〜7年になっていると思われます)
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心臓病…健常者の誤解…世間の誤解(ペースメーカーと、携帯電話のマナーについて)

ペースメーカー装着者本人が、実生活で携帯電話を使用している。
普通の携帯電話でペースメーカーを装着している人の機械が狂う事は現在ありません。


今のペースメーカーは、以前に比べ電波に強くなっています。
そして、電波を通し難いチョッキも販売されています。
(1枚は貰えますが、着替え等買い替え値段は○万円)

怖い(強い)電波は…電子レンジ→物凄い(ドーンと来る)ショックだそうです。
父が電子レンジを開け、座り込んでいるのを見たことがあります。
(電子レンジが動いている時、扉を開けたのが原因…止まっているのを確認していなかった)
電子レンジの電磁波の強さは…500ワットもある
携帯電話の電磁波の強さは…たったの0,8ワット(1/500以下の強さ)

体脂肪測定機…もNG

ペースメーカーを装着していても、右手(左手使用はNG)で携帯電話を使うのは問題無し。
(ペースメーカーに限ってのお話で、病院の精密機器の事は判らない…病院で、基本的に携帯電話禁止は、精密機器が狂う可能性がある為)

今の携帯電話の電波が弱くなった事と、ペースメーカーが改良された事により、ペースメーカー装着者 本人でも、携帯電話を使用しているのが現実。

注意:人工衛星との通信をする強力な電波の携帯電話がありますが、それについては判らない

その為電車での携帯電話・・・・心臓病の人にとっては命に関わる問題は無くなりました。

電車内での携帯電話はマナーの問題…
根本的にマナーの問題ですが、身障者の命の問題のような世間の風潮がありますが、大きな間違いです。

(今でもテレビなどで心臓病の人が近くにいると、携帯電話を使わないように言っている番組を観ますが、はっきり言って間違い)

昔の携帯電話といっても10年程度昔(とてもデカクて)肩にぶら下げるタイプの携帯電話を
左肩に(ペースメーカーに近い)ぶら下げて話をすると、電磁波の影響で倒れたそうです。
(05年7月28日訂正)父がペースメーカを装着(平成元年)する以前の話で未確認
実際に誤作動を確認した例は無いのかも判らない

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ペースメーカーは、心臓に電気を流して動かす機械…
手術によりそれを装着すると、二度と外す事が出来ず、国の身障者認定で、1級の障害認定を受けます。

ペースメーカーを着けると…
半年に一度の点検と数年に1度の電池取替え手術が必要。
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見た目普通に見えますが、10Kg以上の物を持つ事が禁じられています。
(灯油・米の袋・等持ってはいけないのですが、10Kg以上の物を持つ機会は多い)

灯油など基本的に10kg以下は、無く、注文しても店員に嫌がられる。
(18リットル缶に、10リットルだけ入れて下さいとは言い難く、家に帰り、
車から降ろす時が問題
いちいち身障者と言うのも辛いので、買い物で、ついつい無理をしているのを見ます。

携帯電話は右手で使っています。シートベルトの関係で、左座席(助手席)に座る事を避けています。
(車の運転・後部座席右側はOK)


14年前設備保全の仕事(高圧電源のON・OFF等を含む)
をしていましたが、ペースメーカー装着後、
仕事が続けられず57歳で辞め家でぶらぶらしています。
(当時57歳で無職は少なく、(回りの目…あの人遊んでいると見られるのがイヤで)
色々再就職を考え(探して)いたのですが、障害が足かせとなり、再就職出来ませんでした。

(もし私が雇用する立場でも、重いものが持てない・電気関係に触れない
等を考えると、いざと言う時問題が起こるのでとても雇えないですね)

14年前には私は結婚していたので良かったですが、
結婚にはハンディーキャップを持つ事になっていたと思います。
(現実の中で親が障害者で無職となると…嫁も(介護を考え)躊躇するし、嫁に出す親・兄弟は、反対すると思います)


身障者用の駐車場…問題多いです。

身障者にも色々な種類・程度があって…
見るからに身障者…車椅子なら判るのですが、内蔵疾患の身障者の居れば、
その程度も(国の身障者認定で、3級〜1級)等 あるいは
身障者で無くても、その時だけ(足の骨折等で、数ヶ月)不自由な生活をする人までさまざまです。

内臓疾患(ペースメーカー)で1級の身障者認定を受けています。
(激しい運動が出来ないのですが、歩いているのを見ても、普通に見えて問題を抱えているようには見えません)

当然(身障者駐車場)を利用出来るはずなのですが、

以前(身障者用を)利用して係員の人の激しく注意をされて、それ以降ほとんど利用していません。
(その時は、身障者手帳の提示で係員に理解してもらえた)

身障者の目印…(ペースメーカ装着者の場合)
市役所で交付されたのは…(若葉マークのような)物は小さな紙切れです。

車の中に入れて置いてください…と書かれていましたが、置く場所の指定も無く、紙の質も悪く(すぐボロボロになりそう)置いても外から判り難い(見え難い)

(車椅子のシールは見たことが有りますが、ペースメーカーの障害者には発行されていない)

利用するとき、回りの目(不正利用している疑いの目)を気にして、最近では利用していません。
身障者駐車場…周りから見た時に病気と見えないものに関しては本人に確認しないことにはどうにもならない問題。

身障者の高速料金は半額…(1級身障者の場合)
本人が運転していなくとも適応されます。
(身障者登録された車は本人名義で無く、家族名義でも良い)

身障者が運転していなくても、(登録されていれば後部座席でもOK)です。
身障者が運転してても、(登録されていない車はNG)
(登録できるのは、1台のみ)

身障者が(家族・知人・レンタカー等)の車を運転していると、
(手帳を見せても)全額支払いになり、
身障者登録された車を(身障者を乗せて)その他の人が運転していても、
(身障者手帳を見せれば)半額になります。
(無理をして、障害者が運転する必要は無い)

公共交通機関は、(飛行機・船舶・電車等)半額(身障者と、その介護者)になります。


暗くなりましたが、少しの優遇よりも、健康なのが1番幸せだと思います。


05年7月追加文面↓)
ペースメーカー装着して16年経ちますが車を運転したり、あちらこちらに旅行をしたり元気にしています。

05年8月12日追加文面↓)
総務省は11日携帯電話やICカードの電波が心臓ペースメーカー機器に与える影響を防ぐ指針を発表。
携帯電話・PHSは心臓ペースメーカー装着部位から22cm以上・ICカードは12cm以上離す事を明記
総務省報道資料文面へのリンク→こちら

何も電波対策を取らなくても(電波を通し難いチョッキを着用しなくても)携帯電話は22cm離せば安全と考える。

安全対策を取ればもっと近くても安心(実際にくっついた状態でも)父の実験では問題なかった。

何故こんな事が判らないの?(議論になる事自体)チャンチャラ可笑しい
電磁波の強さはワット数で表されます。
家庭用電子レンジの電磁波 ワット数         500w(定格消費ワット800w)
普通の携帯電話のワット数は…800mw(ミリワット)=0,8w
PHSなら200mw=                       0,2w
(機種が新しくなるほどワット数が弱くなる傾向)


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