カズ公の水彩お絵描き講座その1

   (作品名:  青いルビー

 この絵は昭和59年に、映画「風の谷のナウシカ」と     
       同時上映された 「名探偵ホームズ」の背景に使用された     
      絵の模写です。
   絵のサイズは、全紙サイズ・額装の外寸は、縦1100mm横790mmです。
     大きな画像だ見たければこちら  と こちら
この絵を描いたのは、元絵を最初見た時、凄いと思った(映画館で)のですが、
まじまじと見ていると、(THE  ART OF  HOLMUSにて)
アニメーションの背景画の為、色々な事に縛られている様に感じられた為。
(アニメの時代設定や、話の設定予算的な事に因り描き込みが中途半端)
元絵よりももっとカラフルで描き込みの出来る絵 出来る
元絵を超えられる?と感じた為です。
(時代設定が、19世紀のロンドンと言う事で、当時は、石炭に汚れて黒くなっている事が反映されています)
それは、アニメーションには大事なことですが、絵そのものには関係無い事です。
   90年夏より色を塗り     
       初め91年の春ごろ出来あがりました。     
         
     下書きは、88年(昭和63年)頃に出来ていたが、     
       書かずに、お蔵入りしていました。     
山本二三さんは、石炭に汚れた町よりも、もっとカラフルに描きたかったのではないか?
時間が無く描き込みが出来なかった?
(自分の勝手な思い込みです)
(結果は、やっぱり元絵は超えられませんでした)当たり前です。
  
前面に、プラスチックが入っている為真正面では、光って上手く写りません。
その為右下より、写しました。(その為歪んでいます)

  色の濃い所は今でも劣化が少ないですが、薄い所(左上の雲のあたり)
は、カビか何かで、茶色くなってきています。

完成して、額装する前に、写真を撮らなかったのが悔やまれます。

         1990年8月27日
 

 @用紙は吸水性のやや強いの水彩用紙だったと思います。      
         
   Aまず1色目  模写でも 元絵のイメージとかけ離れてしまいました。      
     元絵は、家と家の色がよく似ていて、煙突のすすの、黒い色      
     が強く、わざと変えて書きました。      
         
   B家も、茶色ばかりなので、いろいろな色の家としました。 
   色がいっぱいあった方が奇麗に見える。 
         
   C影も黒でなく藍色を薄くして、透明水彩の欠点(下書きの鉛筆の      
      後が最後まで残る)を長所として、影としてのこしたかった。      
         (影を、藍色で表現したかった)
 
  Dこのサイズになると机では描けません。イーゼルは絶対に必要です。
   (床の上で描けと言う人もいますが、床の上で描くのは、
    自分の体を支える事の出来る画用紙・4つ切りまでです)
     
         
   Eとりあえず、ほぼ1色目が塗りあがり 濃い場所は2色〜3色塗って、下書きが 分かりにくくなった所は、黒で細く塗る。       
   (注意  色は むらに成らない様に薄くして同じ色を2〜3回塗る)      

 下の写真は、娘です。サイズが判りやすくなる様に添付しました。
今(02年)では、中学3年生になり、高校受験で私の悩みの種です。



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